10月24日(月)22:00からカンテレ・フジテレビ系でドラマ【エルピス–希望、あるいは災い–】の第1話が放送された。
今回は【エルピス−希望、あるいは災い−】のネタバレや感想をまとめる。

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【エルピス】サクッとあらすじ
長澤まさみ主演の【エルピス–希望、あるいは災い–】はスキャンダルによって落ち目となったアナウンサーと若手ディレクターが事件のえん罪疑惑を追う中で自分の価値を取り戻していく物語。
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【エルピス】第1話 ネタバレ
岸本拓朗という人物
「僕はエリートだ。」そう語るのは弁護士夫婦の一人息子として生まれ、幼い頃に父を亡くしてその後は母と裕福な暮らしを送る岸本拓朗(眞栄田郷敦)だ。
名門私立大学へ進学後、大洋テレビに就職し、現在は新米ディレクターとして深夜の情報番組「フライデーボンボン」で芸能ニュースを担当している。
自己評価が高い拓朗はチーフプロデューサー・村井喬一(岡部たかし)に怒鳴られても自分が怒られるわけがないと思い、ただ機嫌が悪いのだろうと考えていた。
しかし、彼は仕事ができないいわゆる“ポンコツ”であった。
ある日の「フライデーボンボン」の収録終わりにスタッフや出演者たちみんなで打ち上げをしていた。
普段から口が悪い村井だが、酔っ払った村井は一段とキレッキレだった。
「フライデーボンボン」を担当する半年前まで大洋テレビの看板番組「ニュース8」にいたという村井は「報道での26年間、人生損してた〜!」とぶっちゃけていた。
「フライデーボンボン」のコーナーMCを担当する浅川恵那(長澤まさみ)アナウンサーが飲み会から帰ろうとすると、「かつての人気No.1女子アナが世代交代で隅っこに追いやられたからって拗ねるなよ。」と村井はいつもの暴言を吐く。
恵那はいつものことだと暴言を受け流し帰っていった。
ディレクターの拓朗もまた打ち上げに参加していた。
「フライデーボンボン」のヘアメイク・チェリー(三浦透子)に呼ばれるた拓朗は「村井にボンボンガールに手を出そうとしていることを言ったらどうなるかな。」と脅され、チェリーは力を借りたいことがあるとお願いしてきた。
“ボンボンガール”とは番組の若い女性アシスタントたちのことで、ボンボンガールに手を出すことは厳禁となっているのだ。
拓朗自己肯定感めちゃめちゃ高くてメンタルも強いな…!でもお金持ちの家に生まれて郷敦の顔面持ってたらそうなるか(笑)怒られても全然へこたれてないし、そもそも怒られてると思っていないのがすごい!
母親の甘やかしっぷりもすごかったもんな。
チェリーはそんな仕事ができない拓朗になんで頼みたかったんだろう?拓朗じゃなきゃダメな理由があったのかな。それともたまたまゆする材料があったのが拓朗だったからで本当は誰でもよかったのかな。気になる!
恵那に話を持ちかける拓朗
この頃の浅川恵那(長澤まさみ)は眠ることも食べることもうまくできなくなっていた。心と体が自分から離れてどこかへ迷い込んでいてどうすればいいかわからなかったという。
拓朗(眞栄田郷敦)が真剣な顔をして大事な相談があると恵那に話しかけてきた。恵那は嫌々ながら拓朗と話す時間を設けた。
拓朗は急にこの事件覚えていますかと「八頭尾山連続事件」の資料を渡してくる。10年前に神奈川で起こった若い女性が立て続けに狙われた事件だった。
「これなんの相談なの?」と戸惑う恵那に、2006年に板金工の松本良夫(片岡正二郎)が犯人として捕まったが、「この人犯人じゃないんです。」という拓朗。
「今から僕が話して浅川さんもこれはえん罪に違いないと思ったら一緒に真相追及してくれますか?」と土下座する拓朗に何度も力強くお願いされた恵那は話を聞くことに。
2006年当時のニュース映像を見せる拓朗。
松本は取調べで自分の犯行と認めてしまったが、その後の裁判では一貫して無罪を主張しているという。
しかし、2016年の最高裁で死刑判決が出てしまい無実の罪で死刑になってしまいそうなのである。
必死に事件について説明する拓朗に恵那は「疑っているわけじゃなくて関わりたくないんだ。だから聞きたくない。」と告げる。
「浅川さんにだって責任があるかもしれないんですよ?」と言われ再び話を聞く恵那。
警察がはじめに松本に聞き込みに行った時、松本の家に家出中の女子中学生がいた。
家出少女がたまたま松本の家にいたというのが事実だが、マスコミが未成年を誘拐して監禁していると騒ぎ立てるように報道したことにより警察が松本を任意同行することになった。
松本はすごく優しく、娘のように大事にしてくれたと家出少女本人から聞いたという拓朗。
そのころ部屋のテレビから女子中学生が行方不明になっているニュースが流れ、恵那はテレビに目を向ける。
報道の同期に連絡するからダメ元で報道に持ち込んでみれば?と言う恵那は、報道部の記者・滝川雄大(三浦貴大)を紹介してくれた。
さっそく相談に来た拓朗だったが、滝川は忙しそうに動き回り「そんな暇ない。そっち(フライデーボンボン)でやればいいじゃん。ごめん。」と行ってしまった。
チェリーがお願いしたのってこのことだよね。チェリーが当時の家出少女だったってこと?だから松本を助けたいってことだよねきっと。
そしてまた現在でも同じような事件が起こっているんだね。てことはやっぱり松本ではない真犯人が今ものうのうと繰り返しているってことだね。
拓朗は元指導担当の斎藤にばったり会い…
報道部から出た拓朗(眞栄田郷敦)は、新入社員時代に指導担当をしてくれた政治部の斎藤正一(鈴木亮平)に遭遇した。
斎藤は報道局のエース記者で政界とも繋がりのある官邸キャップである。
政治部の前に「ニュース8」にいた斎藤に「八頭尾山連続事件」について尋ねると知っている様子だ。
恵那(長澤まさみ)のところへ戻ってきた拓朗は、「政治部の斎藤正一さんって知ってますよね?」と斎藤の名前を出すとデスク周りにいた人たちが一斉に恵那の方を向く。
そんなことには気づいていない拓朗は「ニュース8時代に例の事件の取材をしたことがあるという斎藤さんに詳しく聞かせてもらえることになったから行きましょうよ!」と嬉しそうに言うが恵那はバツが悪そうに断る。
恵那は自宅に帰った後「八頭尾山連続事件」について動画を検索すると、「ニュース8」で2016年に松本が最高裁で判決を言い渡されたというニュースを読む過去の自分の動画が出てきたがその時のことを全然覚えていなかった。
恵那は路上キスの写真を撮られて「ニュース8」を降板になって「フライデーボンボン」に異動してきたんだけど、まさかスキャンダルの相手って斎藤だったりする?同僚が一斉にチラッと見てきた反応がそうとしか思えないんだが…
事件を知る斎藤に協力を仰ぐ
話を聞くために一緒にご飯を食べることになった拓朗(眞栄田郷敦)と斎藤(鈴木亮平)。
「浅川さんにもこの店ですって送っといたんですけどね。」と言う拓朗に社内の人間関係に興味ないだろと言う斎藤は「浅川が飛ばされた原因である彼氏との路上キスの写真を検索してみな。」と言った。
検索に出てきた写真を見ると、浅川とキスをしている彼氏というのは斎藤だったのだ。
ようやく気がつき気まずそうな顔をする拓朗に「だから来なくても無理ねぇんだよ。もう別れたけどな。」と斎藤は言った。
そんな話をしていると、「すみません、遅くなって。」となんと浅川がやってきた。
3人が揃うと拓朗は斎藤に事件について相談し始めた。
①新たなアリバイや証拠を見つけて松本が犯人じゃないことを証明する。
②真犯人を見つける。
アドバイスを求められると、この2つしか方法はないという斎藤。
だが、「どちらも可能性はない。最高裁の判決はそのくらい重い。」と斎藤は続けた。
それでもどうしたらいいか拓朗が聞くと、「俺なら特集やるだろうな。えん罪疑惑はうまくいけば盛り上がるだろうし、国中から再審しろと言う声が上がれば裁判所ももしかしたら動くかも…」とアドバイスをしてくれた。
だが、拓朗と恵那がやっているのは深夜の情報番組「フライデーボンボン」。
「まず上が許してくれないだろうね。」と言う斎藤は「うちから飛ばされたあのおじさんどうしてる?」と村井を気にしている様子。
恵那は途中で帰ると言って拓朗にクレカを渡し2人の前から去ると、店のトイレに行くと食べたものを吐いていた。
残った2人も話終え、店を出ようとするところで拓朗がなんで別れたのかと斎藤に聞くと「俺が振られたんだよ。」と斎藤は帰っていった。
やっぱりスキャンダルの相手斎藤だったか〜。その後も同じ職場で働いているって気まずいな〜。てか週刊誌にとられた後、現在恵那は降板して飛ばされて斎藤は昇格しているっていうのがリアルだな。
恵那は好感度が重要で、世間によく知られるというアナウンサーだからっていうのもあったかもしれないけど、なんだかな〜。なんで自分だけこんな目にって思っちゃうよね。
拓朗空気読めないな〜!これも甘やかされて育ったが故にって感じがする。でも空気読めなくてポンコツなんだけどなんか憎めない性格だな。
恵那が協力してくれることになったが…
またとある日の収録終わりの打ち上げ。
酔っ払った村井(岡部たかし)は「飛ばされたんじゃなくて俺が報道を見限った。」とまたギャーギャー言っているところで、恵那(長澤まさみ)がお先に帰りまーす!と退出する。
続いて拓朗(眞栄田郷敦)も店から出ていき、恵那と公園で話すことに。
ダメ元で特集の企画書を出してみると言う拓朗。
恵那に「えん罪って本当に大変だよ。蒸し返されたくない人が圧かけてきて。」と言われるがやるしかないからどうでもいいと言う拓朗。
「失敗した時のことを受け止める覚悟できてる?」と言う恵那に静かに頷く拓朗。
その様子を見てついに恵那も本格的に協力すると決意したようだ。
それぞれの自宅で電話をしながら2人で企画書を作り始めた。
翌日チーフプロデューサーの村井に企画書を見せに行った2人。
「フライデーボンボンはなくてもいいけどあったら嬉しい、そういうもん。見応えなんかいらないんだよ!」と出て行こうとする村井を恵那が止める。
「えん罪を暴くってことは国家権力を敵に回すってことだ。」と拓朗に忠告する村井の様子を見てどんどん顔が青白く気持ち悪そうな様子で「おかしいものはおかしい。」と訴える恵那は吐きそうになってトイレに駆け込んでいった。
なんか村井は村井で大洋テレビの報道におかしいと思っていて上に楯突いて飛ばされたとかなのかな。それで恵那と拓朗にも忠告しているような気がする…
だから今後村井の報道魂にも火をつけられたら強い味方というか、一緒に報道してくれそうな気がするんだよな〜。今は口悪くてめちゃめちゃ嫌なやつだけど。
今度は拓朗がもうやめると言い出し…
屋上へやってきた恵那(長澤まさみ)はペットボトルに入ったミネラルウォーターをごくごく飲みながら「私このネタやるから。やるよね?」と拓朗(眞栄田郷敦)に聞くが、いや…と言葉を逃す拓朗。
恵那は「村井の言葉に騙されちゃダメだ。おかしいものは飲み込んじゃダメなんだよ!」と必死に訴えるが拓朗は言いづらそうに「最初から松本さんはどうでもよかった。」と語り出す。
拓朗はボンボンガールを口説いたことをチェリーに脅され、このネタを恵那にもちかけろとお願いされたと白状した。
「保身したら、余計危ない橋を渡ってしまったってだけなんです。」と言う拓朗の言葉にまた吐きそうになる恵那は「私はこれ以上飲み込めない。じゃないともう死ぬし。」と言いミネラルウォーターを飲み干した。
夜、大洋テレビ局のロビーのようなところへチェリー(三浦透子)を呼び出した拓朗はもうこれ以上はできないと伝えた。
チェリーはいつもグローブで隠していた左手を拓朗の前に開いてみせた。傷だらけの手のひらだった。
母親の内縁の夫に虐待されてたと告白し出すチェリー。
ある日とうとう家出した当時中学生のチェリーが路地に座っていると松本が行くとこないならきていいよと声をかけてくれた。
しばらく松本の家にいると突然警察が来て容疑者として連れていかれ、自分さえいなければ松本は刑務所に入ることはなかったのにとチェリーはあの時のことを語った。
チェリーの話に震えて泣いている拓朗。
慰めてくれるチェリーだったが、その時拓朗が泣いていたのは松本のためではなかった。
拓朗は過去に見たもう一つの手のひらのことを思い出していたのだ。
((完璧な僕の人生の全てが偽物だと僕に告げるあの手のひら))
そんな時テレビからニュース速報が流れてきた。
それは行方不明となっていた女子中学生が八頭尾山の山中で発見されたという内容だった。
あの時と同じである。
別の場所で同じニュースを見ていた恵那は空のミネラルウォーターのペットボトルを握りつぶし、自動販売機で買った新たなミネラルウォーターをごくごくと飲んでいた。
拓朗がチェリーの手を見た瞬間から震え出して、ずっと震えて泣いていた様子が異常だったから、拓朗も虐待されてたとか?
拓朗の絵に描いたような家庭は虚像だった?善人じゃないんですって言ってたから拓朗がお父さんやっちゃったのかな。あの傷だらけのもう一つの手のひらはお父さんの手?
【エルピス】第1話 感想
今期ドラマで一番期待値高かったんだけど、期待通りで面白かった!こういうドキドキハラハラするドラマ大好き。
「テレビ局の裏側」を舞台にしたこのドラマをやれるのはすごいなって思うし、ある種同業者もしくは自社の報道にもケンカ売ってるような感じになってるかもしれないから制作陣の覚悟と気合が伝わってくる。
恵那はおそらくスキャンダルがきっかけで周りの音を遮断するようにいつもイヤホンをして、水しか飲めない体になってしまったんだな…。にしても長澤まさみさんの演技すごい。こっちまでウッとなりそうなシーンだった。
チェリーは事件からずっと諦めずにいたから10年以上たったいまでも真相を暴こうとしていると思うんだけど、拓朗に協力させるまではどうしてたんだろう?警察に言っても取り合ってもらえないからテレビ局に侵入できるようにヘアメイクになったのかな。
事件の真犯人や拓朗の過去など、謎がたくさんあって考察し甲斐がありそう!考察も楽しみつつ見ていきたいな。
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