10月5日(水)22時から日本テレビで2022年秋ドラマ【ファーストペンギン!】の第1話が放送された。
奈緒が主演を務める【ファーストペンギン!】は、主人公のシングルマザーが“漁業の世界”に飛び込み革命を起こすリアル・サクセスストーリー。
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今回は【ファーストペンギン!】第1話のネタバレや筆者・モリペーの感想をまとめていく。
▼ここからはネタバレを含むので苦手な方は注意!
【ファーストペンギン!】第1話 ネタバレ
10年前…
これは10年前のお話。
シングルマザーの主人公・岩崎和佳(奈緒)が移住のため5歳のひとり息子・進(石塚陸翔)を連れて汐ヶ崎の港にやってきた。
地元の漁師・片岡洋(堤真一)は偶然港にいる和佳と小さい息子をみて、自身の亡くなった妻・みやこ(中越典子)の昔の姿と重ねる。

かわいいペンギンのイラストのオープニングの裏で、「これは僕の母の話だ。」と10年後の和佳の息子・進がナレーションしていたよ!
和佳、漁師・片岡と出会う
和佳(奈緒)が働く地元ホテルの一室で漁協の組合長・杉浦久光(梅沢富美男)の古希を祝う会が開かれていた。そこには地元の漁師たちも参加していた。漁師たちは裏では愚痴を言っているが組合長の杉浦に頭があがらないようだ。
同僚の仲居が宴会客のズボンに料理をこぼしてしまいピリッとした空気になっていたところ、和佳がやってきて達者な口で助け舟を出し難を逃れる。
その後和佳は女将さんに連れられ「さんし船団丸」の漁師たちの元へ。
さんし船団丸の社長・片岡洋(堤真一)とその幼馴染の礒田高志(吹越満)、山中篤(梶原善)を紹介された。ホテルでの仕事の合間に内職をいくつも掛け持ちしている和佳は「お仕事ありましたらよろしくお願いします」と片岡に名刺を渡す。

会社を立ち上げた3人の名前「ひろし、たかし、あつし」から“さんし”になったんだって!
和佳の機転に関心し、片岡は仕事を依頼する
ある日片岡(堤真一)から電話で呼び出された和佳(奈緒)は不安を抱えながらも息子の進(石塚陸翔)と港へ。港にいた片岡は「まずは住んでいる場所を知ってもらわないと。」と乗り気ではない和佳を強引に船に乗せた。着いたのは音船という寂れた港町だった。

さんし船団丸の漁師たちは仕事で汐ヶ崎を使っているが、住んでいるのは音船だと言う。音船は昔は活気のあった漁師町だったが今港に残っているのはさんし船団丸だけである。
音船の事務所に着くと「この浜を立て直してもらいたい。」と思いがけないお願いを片岡から告げられる。
片岡と話していると横から進の「おいしい!」と言う声が。さんし船団丸の若手漁師・永沢一希(鈴木伸之)が捌いた魚を振る舞ってくれていた。魚嫌いの息子が魚をおいしそうに食べる姿に驚く和佳は自身も食べてみると、そのおいしさに感動!実は和佳も魚が得意ではなく、アジとサバの違いも分からないほど知識もない。
この魚を使って何かできないかと1万円で依頼されるも、初めは私にはできないとためらう和佳だった。しかし、「かつては活気があったこの港町を自分たちが魚も取れない若い人たちも来ない場所にしてしまった。ここを元通りにして終わりたい。」と言う片岡の熱い思いを聞いて引き受けてみることに。
崖っぷちのさんし船団丸
さんし船団丸は給料の未払いや多額の借金を抱えるなど潰れない方がおかしい状況だったことが発覚。
自分ではどうにもならないと思った和佳(奈緒)は、和佳が先生と呼ぶ人物・琴平祐介(渡辺大知)に電話で相談する。
東京にいる琴平からアドバイスを受けながら、あのおいしいお魚を“高く売ればいい!”と、漁師が直接魚を販売する「お魚ボックス」をひらめく。

直接販売することで今まで「漁協」と「仲買」に払っていた手数料がまるまる浮くのは大きいね!
琴平は何者なんだろう…!?ホームページの相関図でも和佳への矢印が「?」になっていて謎大き人物。仕事ができそうな話し方と見た目だったけど今後どんな人か明かされ行くのが楽しみ!
魚の直販「お魚ボックス」を提案
和佳(奈緒)はこの前思いついた「お魚ボックス」についてさっそくさんし船団丸の片岡(堤真一)、磯田(吹越満)、山中(梶原善)に提案するも片岡と磯田は渋い顔…
漁協を通さないのは絶対に無理だという2人と漁協を通さないと魚を売れないという法律どこにも書いてなかったという和佳は言い合いに。彼らの言い分は「漁協は漁をするために必要なことを全部やってくれ、その手数料としてお金を払っているのだからwin-winの関係だ。」という。それに対し「それらも自分でやればいい。」という和佳。

やってみようともせず“昔からそうなってる”と口だけの漁師たちにキレた和佳はもらった1万円をつき返して「お話はなかったことに!」と出てきた。
学生時代にも同じようなことがあった和佳は当時を思い出している場面で、生きて行くために長いものに巻かれるのもしょうがないという気持ちと正しいことは権力に逆らってでも正したいという気持ちで揺れ動いているようだった。
社会では長いものに巻かれる人が大多数いて、和佳のような人はそういった人たちに煙たがれ生きづらい世の中かもしれないね…。でもこうしてドラマの中で和佳が正しいことをはっきり言っているところをみると普段、上には直接言えないわたしたちはスッキリした気持ちになる!
策士・和佳 国を味方につける
和佳(奈緒)はコンサルを辞めたこと琴平(渡辺大知)に電話すると、漁協から許可を貰えなくても国から許可を貰えばいいとアドバイスされる。
なんと和佳が思いついた「お魚ボックス」は国が推進する「6次産業化」と一緒だったのだ!しかし、6次産業化の事業認定制度の申請には所属する地域団体、つまり組合長・杉浦(梅沢富美男)の了承を得なければいけなかった…。
そんな時、和佳の働くホテルで杉浦がまた宴会にきていた。杉浦に申請書へのハンコをもらうべく話をしていると、どうやら杉浦は自分がいなくなった後の浜の未来について何も考えておらず、今自分がよければそれでいいという考えをしていることがわかった。
杉浦を口車に乗せていると、「小遣いが欲しかったら統括さんのところに行けばいいよ。」と漁協をまとめているこの辺で一番えらいという統括支店長を冗談混じりに紹介してくれた。
統括さんに話す時間をもらうと、和佳はなんとかしてハンコをもらおうために浜の未来について熱い思いをぶつける。「お魚ボックス」は漁師や消費者は喜ぶが、大事な浜の一員の漁協と仲買は得をしないと統括さんが言うと、じゃあこういうのは…?と和佳が何か閃いたようだ。
なんとか統括さん→汐ヶ崎市→山口県とハンコをもらい、ついには農林水産省の6次産業化プロジェクト担当・溝口静(松本若菜)からの後押しもあり、農林水産省大臣から認定をもらうことができた。
農林水産省の溝口さん、ショートカットで化粧っ気がなく無表情でめちゃめちゃクール!怒っているのかと思いきや応援してくれているとは…!ギャップがいい。絶対この先頼りになるー!
片岡の裏切りにブチギレ和佳ちゃん
国からハンコをもらってきた和佳(奈緒)は改めてさんし船団丸の片岡(堤真一)、磯田(吹越満)、山中(梶原善)へ「お魚ボックス」について説明。国からも応援してもらえると知った片岡は「お魚ボックス」をやろうと決意。
そんな時、漁協の組合長・杉浦(梅沢富美男)が怒りの形相で事務所へやってきた。和佳が杉浦に了承を得なかったにもかかわらず、地元が同意していることにしてハンコをもらったことに腹を立てている。
そのことを知らなかった片岡はかんかんに怒っている杉浦に怯んでしまい、「こんなことは頼んでいない。お魚ボックスはやらない。」ときれいな手のひら返し。
その様子に沸々と怒りが湧き出た和佳はブチギレて片岡と杉浦に大啖呵を切った。和佳の暴言に杉浦にも火がつき「金輪際、漁に出る手助けもしないし魚も受け付けない」と宣言。そうなると、さんし船団丸の漁師たちの怒りの矛先は和佳へと向いてしまい…
ここの奈緒の怒りの演技すばらしかった!そもそも自分が浜を立て直したいってお願いしてきたから漁業について勉強して一生懸命策を考えてきたのにはぁ?って感じだよね。あの時和佳に語ってた熱い思いはなんだったんだよって。口では一丁前にかっこいいこと言って結局行動に移せないのかよって。
でも和佳が思っていた何倍も言い返してくれたからスカッとした〜(笑)表情から捲し立てるところまで全部良かった!!そして啖呵切り終わった時の主題歌・「ミチヲユケ」がかかるタイミング!「Be free〜♪」と力強い声で始まったが、その力強さがまさに和佳を表しているように感じた。緑黄色社会の「ミチヲユケ」はドラマで初解禁!フルを聞くのが待ち遠しい。
【ファーストペンギン!】第2話は10月12日22:00から
【ファーストペンギン!】第1話 感想
【ファーストペンギン!】第1話おもしろかったー!テンポが良くてあっという間に1時間すぎてた。これが実話を元にしているってすごいなぁ…。全国各地わたしの知らないところで和佳のように1人で戦っている人がいるのかと思うと尊敬でしかない!応援したくなる!!
就活とか新入社員研修とかでもよく“応援される人”になりなさいみたいなのがあるけど、「あぁ、こんな人が応援される人なんだな」というのがすごくわかった!仕事に対して全力で向き合う様子や仕事を成功させるためには物怖じせず上の人にも意見を言う和佳は、多少ぶつかり合いがあってもみんなとうまくやっていけそう。
1話はスカッとして終わったけど、ここから「お魚ボックス」を実施するまでと実施後うまくいくまでと数々の困難が待ち受ける辛い展開になりそう…がんばれ和佳ちゃん…!
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