10月6日(木)22時からフジテレビで【silent(サイレント)】の第1話が放送された。
川口春奈×目黒蓮(Snow Man)出演の新木曜劇場【silent】は本気で愛したかつての恋人と音のない世界で出会い直す本格派ラブストーリー。
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今回はドラマ【silent】第1話のネタバレや感想をまとめる。
過去の描写はわかりやすいように背景を薄い水色とする。
▼ここからはネタバレを含むので苦手な方は注意!
【silent】第1話 ネタバレ
かつて大好きだった人を見かけ…
ある冬の日、高校生の主人公・青羽紬(川口春奈)は駅で待っていた彼氏の佐倉想(目黒蓮)と合流。イヤホンを外した〔想〕は〔紬〕と「雪だね!」とたわいもない話をしながら学校へ向かう。静かに降る雪の中「ねっ、雪降ると静かだよね!」と言う〔紬〕に〔想〕は「うるさい!青羽の声うるさい。」と楽しそうに話す。
8年後の現在、雨の音で目が覚めベッドから起き上がった〔紬〕の横には現在の彼氏・戸川湊斗(鈴鹿央士)がいた。再び横になり外の雨を見ながら〔紬〕が「うるさい。」と呟いた。
朝になり〔湊斗〕が仕事へ向かうため玄関を出ようとすると〔紬〕の弟の光(板垣李光人)が帰ってくる。現在弟と2人暮らししている〔紬〕は今日の仕事終わりに〔湊斗〕と2人で住む家の内見に行くようだ。
〔紬〕はタワーレコードでアルバイトとして働いている。バイト終わりに〔湊斗〕と電話をしながら待ち合わせ場所に行くために電車を待っていた〔紬〕は電車から降りてきたある人物を見かける。
それは高校時代付き合っていた〔想〕だったのだ。
「佐倉くん!」と声をかけるも、〔想〕は振り向きもせず歩いて行ってしまった。〔想〕を追いかけて改札口から出たが、見失う。
〔紬〕は「佐倉くん!」と声をかけるとイヤホンを外しながら優しい顔で振り向く〔想〕の姿を思い出す。
〔紬〕が遅れて〔湊斗〕の待っているカフェに着くと、なんで乗り遅れたのか聞かれ、「佐倉くんをみかけてびっくりして。」と正直に話す。声かけたけど気づいてもらえなかったと言う〔紬〕に対し、〔湊斗〕は「人違いかもね、〔想〕だったら〔紬〕の声気付くよ。」と続けた。
結局この日内見に行ったが部屋は決まらなかった。
湊斗は紬の口から佐倉くんと言う言葉が出て心がざわついただろうなぁ…。想だと確信しつつも人違いかなと言う紬にそうであってくれという願望も込めて人違いかもって返したんだろうな。
想について調べる湊斗
夜に高校のサッカー部の同級生と居酒屋に来た〔湊斗〕(鈴鹿央士)は〔想〕(目黒蓮)が今どこで何してるか知らないかと聞くが「〔湊斗〕が知らなきゃ誰も知らないでしょ。」と言われる。〔想〕もサッカー部に所属していたが、高校時代〔想〕と一番仲良かったのが〔湊斗〕だったのだ。
〔想〕の話をしていると「再会されたらやばいでしょ。」と友人の野本拓実(井上祐貴)にバッサリと言われる。
一方〔紬〕(川口春奈)も高校時代からの親友・横井真子(藤間爽子)とレストランに来ていた。〔想〕を見かけたことを相談すると、驚きつつも会って話せば?と背中を押される。
〔湊斗〕は〔紬〕の口から〔想〕の名前が出てから、〔想〕の居場所を探しているようで、今日は高校時代のサッカー部の元顧問・古賀良彦(山崎樹範)が経営しているフットサル場へやってきた。
〔古賀(通称コガセン)〕にも〔想〕について聞くが知らないと言われる。しかし、〔古賀〕は〔想〕のラインを知っていて時たま連絡しているようで…
想について親友の湊斗が知らなくて、仲良かったとはいえただの顧問のコガセンが知ってるのが不思議!高校時代に何かのきっかけで想の秘密を知っちゃったのかな?
高校時代の想との思い出
〔湊斗〕(鈴鹿央士)との2人暮らしに向けて弟・〔光〕(板垣李光人)から「荷物整理したりしなよ。〔湊斗〕くんに迷惑かけないように。」と言われた〔紬〕(川口春奈)は、複雑な表情で検索履歴の「佐倉想」の文字を消した。一方、〔湊斗〕も自宅で「佐倉想」と検索した履歴を消していた…
翌日〔紬〕は押し入れの荷物を整理していた。お菓子のカンカンを取り出し、蓋を開けるとそこにはイヤホンと原稿用紙があった。
原稿用紙は高校2年生の頃〔想〕(目黒蓮)が朝礼で発表したものだ。〔紬〕は「好きな声で好きな言葉を紡ぐ人だった。」と当時を思い出す。
その朝礼で聞いた声をきっかけに〔紬〕は〔想〕に惹かれ始める。
3年生になり同じクラスになった〔紬〕と〔想〕は共通の友人・〔湊斗〕を通して顔見知りになる。お互い気になっている2人はどんどん距離が縮まり、〔想〕が自分のiPodを貸すような仲に。
このまま友達のままは嫌だと思った〔紬〕は教室を出て帰路についていた〔想〕を追いかけた。
「好きです。付き合ってください。」と早口で言った〔紬〕だったが、〔想〕はイヤホンをつけていて聞こえているのかいないのかといった様子。
イヤホンを外して聞き返す〔想〕に音楽の話をしてはぐらかす〔紬〕。
スピッツの映画のやつが好きと言う〔紬〕に「俺も好き。」と返した〔想〕は「青羽、好き。付き合って。」と続けた。晴れて2人は付き合うことに。〔想〕が〔紬〕の耳にイヤホンを付けると、そこには先ほど〔紬〕が好きだと言ったスピッツの「魔法のコトバ」が流れていた。
それから2人はよく長電話をした。
クリスマスになると予算を決めプレゼント交換をした。中身は同じイヤホンの色違い。
とても幸せな日々だった。
高校卒業後、進学し、〔想〕からもらったイヤホンをつけながらベッドで横になっていると突然「好きな人がいる。別れたい。」とラインがくる。
最後は大好きな〔想〕の声さえ聞くことができず、〔紬〕は振られてしまったのだ。それからしばらくたってイヤホンは音が出なくなってしまった。
居ても立ってもいられなくなった〔紬〕は〔想〕を見かけた改札へ行く。〔想〕を探すもやはり見つからない。バイト先のタワレコに行き、CDを並べている〔紬〕は、ふとスピッツコーナーにいる高校生カップルを見かけ過去と重ねてしまう。
辛い…。そりゃ思い出しちゃうよね。こんなに好きで幸せな日々を送っていたのに突然ラインだけで電話も会うこともなくお別れって。新しい環境で新しい女の子の方に気持ちがいっちゃったのかなと思っても話し合いも自分の思いも伝えられず終わっちゃったからなかなか消化できないよね。
いつもイヤホンで音楽を聞いていた想の影響で音楽が好きになって、今はそんな音楽に囲まれて仕事をして。音楽で溢れた周りには想を思い出すきっかけがいくつもあって…。
そしてクリスマスプレゼントでもらった“イヤホンは音が出なくなってしまった”という描写が紬と想の関係と重なってまた切ない…しかも壊れているのにまだ大切にとってあるところがどんなに想のことが好きだったか、まだ頭の片隅に想の存在が残っているということが感じられる。
衝撃の事実を知る湊斗
〔湊斗〕(鈴鹿央士)は〔想〕(目黒蓮)と音信不通になった頃、〔想〕の実家や大学へ行っていた。
実家へ行くと〔想〕の母・律子(篠原涼子)に「元気だから気にしないで。」と言われた。それでも気になった〔湊斗〕は〔想〕の大学へ行くと、〔想〕に「〔青羽〕いらないからやるよ。あげる。」と言われたという。その様子を見て〔湊斗〕は向こうが関係切りたいならもうしょうがないなと思った。
そのような過去の話を〔コガセン〕(山崎樹範)に語った〔湊斗〕は今改めて〔想〕の実家に行くことを決意。
〔想〕の実家に着きピンポンを鳴らすと、〔想〕の妹・萌(桜田ひより)が出た。
「お兄ちゃんのこと知ってるんだっけ?」と言われ「知ってるよ。」と答えた〔湊斗〕は〔萌〕の一言で思いもよらないことを知ってしまった。
なんと〔想〕の耳が聞こえなくなっていたのだ。
〔想〕の連絡先をもらった〔湊斗〕は動揺を隠せない状態で歩いて帰っていた。帰り道で〔想〕の母・〔律子〕(篠原涼子)とすれ違うも全く気が付かない。
不審に思った〔律子〕は家に帰ってきて〔萌〕に尋ねると、〔湊斗〕が〔想〕の耳のことを知っていると思って〔萌〕が口を滑らせてしまったことが発覚。
駅のホームに着いた〔湊斗〕は〔想〕にラインしようと悩みながら文字を打ち込むが消す。翌日になりもう一度文字を打ち込み、ようやくラインを送った。
なぜ親友だった想が音信不通になってしまったのか、なぜあんなに好きだった紬と別れたのか、なぜ思いやりのある想がいらないからあげるだなんてひどいことを言ったのか…。湊斗は想の病気のことを知りこれまでおかしいと思ってたことが繋がった感じかな。
想はそんな湊斗の心優しい性格を知ってたからこそ中途半端な気持ちじゃ縁を切れないと思って「いらないからあげる」なんてことを言ったのかな…?この時の想は誰にも知られず1人で抱え込んで、相手が悲しい気持ちになるとわかりながらも紬へのお別れラインや湊斗にひどいことを言ってたいかと思うと心苦しい…
想の病気を受け入れられない湊斗
卒業した後元気だったのかそれだけ知りたかったと言う〔紬〕(川口春奈)はずっと〔想〕(目黒蓮)のことを考えていた。毎回改札で探してみるがやはり〔想〕は見つからない。
一方、この前突然〔湊斗〕(鈴鹿央士)が訪ねてきたことを不思議に思った〔想〕の妹・〔萌〕(桜田ひより)は高校のクラスのグループラインから〔紬〕の弟・〔光〕(板垣李光人)の連絡先を探し出し、電話をかける。
〔湊斗〕のことについて聞いた〔萌〕は初めてそこで〔湊斗〕と〔紬〕が付き合っていることを知った。
その時〔湊斗〕はというと、カウンターで1人飲みながら、既読がついた〔想〕へのラインをみてため息をついていた。
先生と呼ばれる手話を使って話す人物が店に入ってきて〔湊斗〕の横に座った。彼は手話教室の先生・春尾正輝(風間俊介)だ。
〔想〕の耳のこともあり手話を使う〔春尾〕のことが気になった〔湊斗〕は話しかける。この居酒屋に通ううちに、店員に簡単な接客に使える手話を教えるようになったのだという。
人が良さそうですねと〔湊斗〕に言われた〔春尾〕は「偏見。手話、耳が聞こえない…それに携わる仕事、優しい、思いやりがあるとヘラヘラ生きている聴者は勝手に思い込む。」と淡々に話すが憤りを感じているようだ。
なぜ手話に興味を持ったのか聞かれた〔湊斗〕は〔想〕のことについて話すが、話しながらも未だ〔想〕の耳が聞こえなくなったことを信じられず受け入れられない様子。〔春尾〕から手話教室のチラシを渡されるが「できれば覚えたくない。また普通に話したい。」と呟く。
翌日〔紬〕と夜ご飯を食べに行った帰り道、〔湊斗〕は「〔想〕に会えた?」と聞き、そこから〔想〕の話をいろいろしていると、〔紬〕はこれも時効だからと「佐倉くんの声が好きだった。だから話したいって思う。」と正直な気持ちを言う。その言葉を聞き、〔想〕の病気を知ったばかりの〔湊斗〕は泣いてしまう。何も知らない〔紬〕は驚き、彼氏の〔湊斗〕に言うのはまずかったかと思い〔湊斗〕に謝った。
紬に想の話をふった時点で湊斗は本当は想の病気について伝えようとしていたんじゃないかな…?でも自身がまだ受け入れられない状況で、紬も想と話したいと思っていて、もし知ったら紬はどうなる?自分以上に苦しい思いをしてしまうんじゃないかって、優しい湊斗はそう考えて言えなかったんじゃないかな…
紬と想、8年越しの再会
数日後、改めて内見に行くため〔湊斗〕(鈴鹿央士)と待ち合わせをしていた。
待ち合わせ場所に向かう〔紬〕(川口春奈)は駅の改札でワイヤレスイヤホンを片耳落としてしまう。転がっていったイヤホンの方を見るとなんとそこにはベンチに座って本を読んでいる〔想〕(目黒蓮)の姿が…。
〔紬〕と目があった〔想〕は逃げ出してしまう。やっと会えた〔紬〕は後ろからずっと話しかけながら〔想〕を追いかける。
いくら話しかけても振り向かず止まってくれない〔想〕の腕を掴み、ようやく〔想〕が振り返る。
楽しそうに話しかける〔紬〕を見て〔想〕は感情が沸き上がり、苛立ったように手話で話しかける。
その様子を見た〔紬〕は戸惑うが〔想〕は手話をやめようとしない。
泣きながら手話でたたみかける〔想〕を見てなんとなく察しながらも何を言っているのかはわからない〔紬〕。
「俺たちもう話せないんだよ。」と涙ながらに訴えた〔想〕はそのまま去ろうとするが〔紬〕に引き止められ「うるさい!お前うるさいんだよ。」と手話で残して泣きながら行ってしまった。
そうーーーーーーー!!!!(泣)ここの手話でたたみかけるシーン、手話がわからなくても表情と力強い動作で感情が伝わってくる様子に自然と涙が溢れてきた。ここは手話で表している言葉を詳しく書かなかったけど、この凄さは文字じゃ伝わらないからぜひ映像で見てほしい!
あと、物語が始まった一番最初の幸せそうな“うるさい”と最後の涙ながらの“うるさい”の対比が…
想にとってずっと会いたかったけど会いたくなかった大切な人との再会。大好きだった紬との電話、音楽を聞くこと、会話。それらがもうできない、もうあの頃には戻れない現実。…..というところで第1話終了。これから2人の関係はどうなっていくのか。
【silent】第2話は10月13日(木)22:00から
【silent】第1話 感想
【silent】はあらすじを読んでいたからドラマを見る前からしんどいだろうなぁというのは分かっていたけど、至るところにみんなの切ない思いや葛藤、複雑な思いが詰め込まれていて心臓がキュッとなった。
みんな辛い。みんな大変な思いをしているんだけど、どう考えても湊斗が不憫すぎる…!!高校生の頃からいわゆる当て馬ポジで、やっと紬と付き合えて、ついに同棲することにというところで紬と想が再会。さらに想の耳が聞こえなくなったことを知って…。
しかも湊斗はめちゃめちゃいいやつってところがまたね。これで少し性格悪いとかだったらまだあれだけど、優しい心の持ち主だから湊斗に幸せになってほしい!でも紬と想が結ばれてほしい!っていうジレンマ。
そして鈴鹿央士くんはかわいそうな不憫で辛い思いをする演技が本当に自然で上手!!だから見てるこっち側も感情移入しちゃう!
目黒蓮くんの最後の手話でたたみかけるシーンも素晴らしかった!過去の回想では想があんまり感情的になる場面がなかったからこそ感情剥き出しで訴える想の姿が印象的だった。それを見てみるみる表情が変わっていく紬の様子も良かった!
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